仕事も家のことも気づけば自分が真ん中。「この働き方を、この先ずっと続けられるかな?」と感じる40代は、とても増えています。私も最初はモヤモヤを言葉にできませんでした。
2025年の今、40代女性の働き方には少しずつ追い風も増えています。とはいえ「リスキリング」「副業」「ジョブ型」など、新しい言葉が多くて戸惑いますよね。本記事では、40代女性の働き方トレンドを4つに整理し、自分に合う選び方のヒントを紹介します。
2025年の「40代女性の働き方」の全体像
- 共働きが前提になり、家事・育児・介護の「トリプルケア」に向き合う人が増加
- 正社員フルタイムだけでなく、時短・週4・フリーランスなど選択肢が広がる
- 会社任せではなく、自分でキャリアを組み立てる「キャリア自律」がテーマに
- 健康・メンタルを守りながら働くための制度やサービスが少しずつ整い始めている
ポイント:
トレンドに全部乗る必要はありません。「自分と家族に合う組み合わせを選ぶ」視点が大切です。
トレンド1|場所と時間の柔軟さ(リモート・ハイブリッド・時短)
コロナ禍をきっかけに広がった在宅勤務は、一度ピークを過ぎましたが、完全に元には戻っていません。私の周りでも「週◯日は在宅OK」「コアタイムだけ出社」といったハイブリッド型が増えてきました。
40代女性にとっては、通勤時間を家事・休息・学びに振り替えられるかどうかが大きな差になります。
- 平日のタイムラインを30分単位でざっくり書き出す
- 「ここがしんどい」「ここを減らしたい」をマーカーで囲む
- 通勤・残業を減らせたら何に使いたいか、3つ書き出す
就業規則・社内ポータルを見直し、「在宅勤務・時短・フレックス」の有無と条件をチェックしましょう。実際に制度を使っている先輩に聞くのも有効です。
「制度があるか」だけでなく、上司やチームの雰囲気も重要です。同じ会社でも部署によって使いやすさが違うことは珍しくありません。
トレンド2|パラレルキャリア・副業でリスク分散
40代になると「この会社だけに依存していて大丈夫かな?」という不安も出てきます。そこで増えているのが、本業+小さな副業やプロボノといったパラレルキャリアです。
- これまでの事務・経理・人事経験を活かした「業務委託」や「スポットコンサル」
- デザイン・ライティング・Web制作など、在宅で完結するクリエイティブ案件
- 資格を活かしたスクール講師、オンラインレッスン、キャリア相談
いきなり収入を大きく増やすのではなく、「月1〜2万円の柱をゆっくり増やす」イメージで始める人が多い印象です。
はじめの一歩:
・得意なこと/楽に続けられることを書き出す
・「友人ならいくら払ってくれそうか」をざっくり想像する
・週3時間だけ、副業用の時間としてカレンダーに確保する
トレンド3|学び直しとキャリアチェンジ(リスキリング)
ここ数年で「リスキリング」という言葉をよく聞くようになりましたよね。40代でも、未経験分野にチャレンジする人や、学び直しで今の仕事をアップデートする人が確実に増えています。
- オンライン講座でデジタルスキル(Excel・データ・Webマーケなど)を強化
- 国家資格・民間資格で「専門性」を目に見える形にしておく
- 社内研修や社外セミナーを組み合わせて、異動・キャリアチェンジの準備をする
無理なく続けるコツ:
平日に毎日1時間よりも、「週2回×90分+週末に軽い復習」の方が続きやすい人も多いです。自分の生活リズムに合うリズムを試してみましょう。
トレンド4|ケアと仕事を両立する「ライフキャリア設計」
40代では、子どもの受験・パートナーの転勤・親の介護・自分の不調(更年期など)が一気に重なることがあります。私自身も、「フルパワーで働き続ける前提」から「波を前提にした働き方」に発想を変えたことで、少しラクになりました。
- 3年単位で「働き方・収入・家族イベント」をざっくりマッピング
- 「フルで頑張る年」と「少しペースを落とす年」を意識して分ける
- ペースダウンしても続けられる仕事の選択肢を考えておく
ミニワーク:
「もし親の介護が本格化したら?」「自分が少し体調を崩したら?」と仮定し、今の働き方で無理が出るポイントに丸を付けてみましょう。
トレンドに乗らなきゃ…と焦りすぎないために
SNSやメディアを見ると、「副業で月◯万円」「フリーランスで自由な生活」など、キラキラした情報も多いですよね。でも、全部が自分に合うとは限りません。
- 勢いだけで退職して、収入・時間・気持ちの余裕が一気になくなる
- 睡眠時間を削って学び直しを詰め込み、体調を崩してしまう
- 家族の状況を話さないまま働き方を変えて、後からぶつかってしまう
対策:
・今の働き方の「不満」と同じくらい「良いところ」も書き出す
・お金・時間・体力の3つを数字でざっくり見積もる
・一気に変えるより「3ヶ月だけのお試しプラン」から始める
まとめ|40代からの働き方は「足し算」より「組み合わせ」
2025年の40代女性の働き方トレンドは、リモート・副業・学び直し・ライフキャリア設計と、選択肢が増えています。大切なのは、「全部やる」ではなく「自分に合う組み合わせ」を見つけることです。
今日からできる小さな一歩:
① 平日のタイムラインを書き出して、しんどい時間帯に丸をつける
② 「こうなったらいいな」という理想の1日を書いてみる
③ その差を埋めるために、3ヶ月以内に試せる行動を1つだけ決める
FAQ|40代女性の働き方でよくある悩み
- Q. トレンドに乗り遅れている気がして不安です。
-
大丈夫です。働き方は「早い者勝ち」ではありません。まずは今の生活と価値観に合うかどうかを一緒に考えていきましょう。小さな学びや副業から試しても、十分に間に合います。
- Q. 今の会社で柔軟な働き方をお願いしづらいです。
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いきなり「フルリモートにしたい」と伝えるより、「試しに月◯回」「この期間だけ」と期間や頻度を限定して相談する方が受け入れられやすいです。制度を使っている先輩の話を聞いてから上司に提案するのもおすすめです。
- Q. 副業や学び直し、何から始めれば良いかわかりません。
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最初のステップは「自己分析」です。得意・好き・人に喜ばれた経験を書き出し、「お金になりそう」「今の仕事にも活きそう」なものに印をつけてみましょう。そのうえで、無料セミナーや入門講座から一つだけ試すのがおすすめです。


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