在宅ワークは「会議がストレスなくできる」「集中して作業が進む」の2点を満たせばグッと楽になります。まずはPCの土台を整え、必要ツールを最小構成で入れましょう。
先に結論:最新世代のミドルクラスCPU、メモリ16GB、SSD 512GB以上、フルHD以上のカメラ・マイクを基準に選ぶと失敗が少ないです。
目次
PC選びは「用途×作業量×移動×画面×安心」で決めましょう
- 用途:資料・表計算・Web会議が中心か、画像/動画など負荷が高い作業があるか
- 作業量:同時に多数アプリを開くならメモリ16GBを目安に
- 移動頻度:外出が多いなら13–14型・1.3kg前後、据え置き中心なら15–16型
- 画面:作業効率は画面で決まります。可能なら外部モニター23–27型を1枚追加
- 安心:指紋/顔認証、Wi-Fi 6以降、TPM/セキュリティチップ、メーカー保証を確認
タイプ別のおすすめ方針(“どれを選ぶか”の型)
① 13–14型の軽量ノート|会議&資料作成の万能型
- 強み:軽量で持ち運びやすい/バッテリー持ちが良い/静音で会議に強い
- 根拠:モバイル向け省電力CPU+内蔵カメラ/マイクの品質が近年向上
- 弱点:画面が狭く作業領域が不足しやすい(外部モニターで補完)
向いている人:外出あり/文書・表計算中心/軽快さ重視
② 15–16型の高性能ノート|画像編集やマルチタスクも余力あり
- 強み:大きめ画面で資料並行作業に強い/高負荷作業にも対応しやすい
- 根拠:発熱設計に余裕があり、CPU/GPUの持続性能が安定しやすい
- 弱点:重量増・バッテリー可搬性はやや不利
向いている人:据え置き中心/画像・簡易動画編集あり/画面広さを重視
③ デスクトップ+外部モニター|コスパ重視の作業基地
- 強み:拡張性・静音性・コスパが良い/大画面×デュアルで最速クラス
- 根拠:同予算ならノートより上位CPU/容量を積みやすい
- 弱点:持ち運び不可/停電・設置スペース対策が必要
向いている人:自宅固定で長時間作業/表や資料を“並べて”処理したい
④ Chromebook/タブレット+キーボード|ブラウジング中心の軽作業
- 強み:起動が速い/管理がシンプル/価格を抑えやすい
- 根拠:クラウド前提のOSでメンテ負担が少ない
- 弱点:専門アプリが使えない場合あり(事前に業務要件を確認)
向いている人:メール・チャット・資料閲覧が中心/移動が多い
在宅ワークに“効く”ツール最小セット
- ビデオ会議:Zoom / Microsoft Teams / Google Meet(どれか1つを主軸に)
- ドキュメント:Microsoft 365 または Google Workspace(チーム標準に合わせる)
- コミュニケーション:Slack / Chatアプリ(通知設計とチャンネル整備が鍵)
- タスク管理:Notion / Trello / Asana(個人→チームへ段階導入)
- セキュリティ:パスワード管理(1Password/Bitwarden)+二要素認証
- バックアップ:OneDrive/Google Drive/外付けSSDの二段構え
- 会議の質UP:外付けWebカメラ(1080p以上)/USBマイク/リングライト
周辺機器チェックリスト
- 外部モニター(23–27型)+モニターアーム
- フルキーピッチのキーボード&疲れにくいマウス
- USB-Cハブ(HDMI/有線LAN/SDカード)
- ノイズキャンセリング対応ヘッドセット
- 折りたたみ式PCスタンド/椅子のランバーサポート
- 無停電電源(在宅が長時間なら検討)
注意点|セキュリティと働く環境づくり
社外データの扱い:端末暗号化・画面ロック・自動更新・VPN・2段階認証を基本設定にしましょう。
体調面:画面と目の距離は50cm以上、45–60分ごとに小休憩。椅子と照明への投資は生産性に直結します。
まとめ|今日の3ステップ
- 用途を決めて「メモリ16GB・SSD512GB以上」を基準に候補を3つ書き出す
- 外部モニター+キーボードを先に用意(体感の伸びが大きい)
- 会議・ドキュメント・タスクのツールを1つずつ決めてインストール
FAQ
- スペックはどこから妥協できますか?
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軽作業中心ならストレージを256GBにして、クラウド保存を併用する方法があります。ただしメモリは16GBを推奨します。
- Web会議の映り・音声を手早く改善するには?
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外付けカメラ(1080p)とUSBマイクの追加が即効性大。ライトを目線の少し上に置くと印象が上がります。
- 仕事用と私用を分けるべき?
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可能なら業務用PCを分けるのが安全です。難しい場合はユーザーアカウント分離と業務データの暗号化を徹底しましょう。


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