「副業を始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない…」私も最初は、情報だけが多くて頭がいっぱいになってしまいました。そんなとき大事なのは、副業の“全体像”を先に知っておくことだと感じています。
結論から言うと:
40代から副業を始めるときは、①目的を決める → ②就業規則を確認する → ③時間と体力の枠を決める → ④副業の種類を選ぶ → ⑤小さく始めて振り返るという流れで進めるのが安心です。
このページでは、副業の「全体の流れ」をざっくりつかみながら、自分に合うスタートのしかたを一緒に整理していきましょう。
1. 副業を始める前に整理したい「目的」と「優先順位」
- 毎月の収入を◯万円ふやしたい(教育費・老後資金・ローンなど)
- 将来の転職や独立に向けて、経験や実績を積んでおきたい
- 今の仕事とは別の「やりがい」や「自分の居場所」がほしい
私も最初は…
「何となく不安だから副業しなきゃ」と焦っていましたが、目的を1つだけ決めるようにしたら、選ぶ仕事や優先順位が見えやすくなりました。
目的が決まったら、「今は何を一番大事にしたいか」も合わせて考えてみましょう。
- 体力やメンタルに余裕を残したいのか
- 収入アップを優先したいのか
- 将来のキャリアにつながる経験を優先したいのか
この「優先順位」が決まると、自分に合う副業のタイプも選びやすくなります。
2. 必ずチェックしたい「就業規則」と働き方のルール
次に確認しておきたいのが、今の勤務先の「副業ルール」です。ここを飛ばしてしまうと、後からトラブルになることもあります。
- 就業規則に「副業禁止」「許可制」といった記載はないか
- 同業他社での副業や競合となる仕事が禁止されていないか
- 本業の勤務時間外に行う前提かどうか
少し面倒でも大切な一歩:
「みんなやっているから大丈夫」と決めつけず、一度は就業規則を読み直すことをおすすめします。心配な場合は、人事や上司に相談しておくと安心です。
3. 自分に合う副業のタイプを知る|時間・場所・スキルで考える
副業とひと言でいっても、働き方はいろいろです。ざっくりと「時間」「場所」「スキル」の3つの軸で考えてみると、自分に合う選択肢が見えやすくなります。
- 時間の軸:
平日夜・早朝・土日など、どの時間帯にどれくらい働けるか。 - 場所の軸:
完全在宅がいいのか、短時間なら外に出る仕事もOKなのか。 - スキルの軸:
今あるスキルを活かしたいのか、新しいことを学ぶところから始めたいのか。
- 文章が好き→Webライター
- 資料づくりや見せ方が好き→Canvaなどを使ったWebデザイン
- 事務・総務経験を活かしたい→オンライン事務・オンライン秘書
4. 忙しい40代が副業時間をつくるコツ
本業・家事・育児で手いっぱいな中に副業を足すのは、正直なところ簡単ではありません。それでも、少し工夫することで「無理のない枠」をつくることはできます。
- 平日は「30分〜45分」を目安にする
いきなり毎日2時間は現実的ではありません。まずは週3日・30分からでも大丈夫です。 - 週末に「まとめ作業タイム」を1〜2時間つくる
平日はインプット中心、週末はアウトプット中心に分けると、頭の切り替えがしやすくなります。 - 「やらないこと」を1つ決める
SNSのダラダラ閲覧をやめる、テレビの時間を30分だけ減らすなど、「何かを減らして時間をつくる」と考えると少しラクになります。
私も実践していること:
・夜は22時以降は仕事をしない
・子どもが寝たあとの30分だけ副業タイム
・「今日は無理」と感じたら思い切って休む
こんなゆるいルールでも、続けていくと少しずつ前に進めます。
5. 副業スタートまでの7ステップ|全体の流れをまとめると
ここまでの内容を、「実際に動くときのステップ」として整理し直してみます。ざっくりとしたロードマップとして参考にしてみてください。
- ステップ1: 副業の目的を1つ決める(収入・キャリア・やりがいなど)
- ステップ2: 就業規則や副業ルールを確認する
- ステップ3: 使える時間・体力・家族の協力体制を見える化する
- ステップ4: 自分に合いそうな副業タイプを2〜3候補にしぼる
- ステップ5: 必要であれば、関連するオンライン講座や本で基礎を学ぶ
- ステップ6: 小さな仕事に1件トライしてみる(アンケート・単発案件などでもOK)
- ステップ7: 1〜3ヶ月ごとに「続けやすさ」と「負担感」を振り返り、調整する
完璧を目指さなくて大丈夫:
最初から「理想の副業」に出会えることの方が少ないです。小さく試して、合うものを残していくくらいの気持ちで進めていきましょう。
6. お金・税金まわりで知っておきたい基本
副業を続けていくときに、どうしても気になるのがお金や税金のことですよね。詳しいことは税務署や専門家に確認する必要がありますが、ざっくりとしたポイントだけ押さえておきましょう。
- 会社員の副業収入が一定額を超えると、確定申告が必要になる場合がある
- 住民税の通知から副業が会社に伝わる可能性もあるため、就業規則の確認は重要
- 経費にできるもの・できないものの考え方は早めに知っておくと安心
「よく分からないまま進めてしまう」ことがいちばん不安につながりやすいです。疑問点が出てきたら、税務署の相談窓口や自治体の無料相談なども活用してみてくださいね。
7. まとめ|副業は「今より少しラクになる」選択肢に
副業は、がんばり続けるための“追い込み”ではなく、「将来への不安を少し軽くする」「自分らしい働き方に近づく」ための選択肢だと私は思っています。
- 目的と優先順位を決めると、副業の選び方がラクになる
- 就業規則とお金まわりは、最初にざっくり確認しておく
- 小さく試して、合う副業を残していくスタイルでOK
ここまで読んでくださった時点で、もう「副業の全体像をつかむ」という大きな一歩を踏み出せています。このあと気になる分野を1つ選んで、具体的な情報も見てみましょう。
FAQ|副業の始め方でよくある質問
- Q. まずは何から始めればいいですか?情報が多すぎて迷います。
-
最初の一歩は「目的を決める+就業規則を確認する」の2つだけで大丈夫です。そのうえで、自宅でできる副業の中から気になる分野を1つ選び、関連する記事や講座を見ていく流れにすると整理しやすくなります。
- Q. 家事や育児で忙しくて、副業の時間がとれるか不安です。
-
毎日まとまった時間がとれなくても、「週3日・30分」から始めるだけでも十分です。最初から完璧な時間割を目指すのではなく、「今週はここだけがんばる」という小さな枠を決めておくと続けやすくなります。
- Q. 最初のうちはどれくらいの収入を目標にするのが現実的ですか?
-
副業の種類にもよりますが、最初の3〜6ヶ月は「月1〜2万円」を目安に、小さくスタートする方が多い印象です。慣れてきたら「月3〜5万円」を次の目標にするなど、段階的に目標を見直していくと負担が小さくて済みます。


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