応募しても書類選考で落ちると、「私の経歴はもう通用しないのかな」と感じるかもしれませんね。ですが実際は、経験そのものより“採用担当が判断できる形”で書けていないケースがとても多いです。
結論:職務経歴書は「成果→再現性→貢献」で整えるのが大切です。40代は即戦力期待が高い分、伝え方を直すと通過率が上がりやすいです。
書類選考で見られるのは「年齢」より3つの判断材料
採用担当は短時間で「面接に呼ぶ理由」を探します。40代の書類では、次の3点が特に見られます。
- 成果:何をどれだけ良くしたか(数字・比較・規模)
- 再現性:たまたまではなく、再現できる強みか(工夫・役割・プロセス)
- 貢献:応募先で何に効くか(募集要件との一致・優先度)
ポイント:「私は頑張りました」では判断できません。採用担当が比較できる材料(数字・行動・結果)を置きましょう。
40代女性がやりがちな職務経歴書のNG例7つ
NG1|業務の羅列で「何が強みか」が見えない
- 来客対応、電話対応、売上入力、請求書発行…(担当範囲だけが続く)
NG2|実績が曖昧で、評価の根拠がない
- 売上に貢献しました/改善しました/評価されました(何が、どれくらい?が不明)
NG3|自己PRが「人柄中心」で職務に接続していない
- 責任感があります/協調性があります/真面目です(具体行動と成果がない)
NG4|応募先に合わせた「取捨選択」がない
同じ職務経歴書を全社に送ると、募集要件との一致が薄く見えます。結果として「見送り」が増えます。
NG5|ブランク・短期離職の説明がなく、想像で減点される
介護・育児・療養など事情があっても、説明がないと「再現しそうなリスク」に見えてしまいます。
NG6|成果が「自分の寄与」ではなく「会社の実績」になっている
- 売上◯億円達成(自分は何を担った?が不明)
NG7|読みづらい(長文・専門用語・改行なし)
採用担当は「流し読み」前提です。長文は内容以前に読まれにくくなります。
改善ポイント|「成果→再現性→貢献」で書き換えるテンプレ
書き換えテンプレ:
①成果(何をどれだけ)→ ②再現性(どうやって)→ ③貢献(応募先で何に効く)
書き換え例|「業務の羅列」→「強みが伝わる実績」
【NG】
・受発注処理、請求書発行、在庫管理、電話対応を担当
【OK(成果→再現性→貢献)】
・受発注〜請求のリードタイムを見直し、処理遅延の問い合わせを月20件→8件に削減
- 伝票フローを棚卸しし、入力の二重化を解消(手順書を作成し定着まで伴走)
- 応募先でも、事務プロセスの標準化とミス削減に貢献できます
自己PRは「性格」ではなく「再現できる行動」で示す
- 協調性 → 「関係者◯部署と合意形成し、遅延案件を◯件解消」
- 責任感 → 「締切逆算で進捗を可視化し、月次締めを◯日短縮」
- 真面目 → 「監査指摘をゼロにするチェック工程を設計」
コツ:自己PRは3行で十分です。「強み→根拠(行動)→成果」の順に短くまとめましょう。
ブランク・短期離職は「事実+今の状態+再発防止」で整える
- 事実:介護/育児/療養などの理由を簡潔に(詳細は書きすぎない)
- 今の状態:就業可能条件(勤務時間・残業可否・通院頻度など)を明記
- 再発防止:支援体制や調整済み事項(家族分担・制度利用など)を書く
30分で直す|職務経歴書の改善手順(チェックリスト付き)
- 必須スキル(例:受発注、顧客対応、Excel)
- 役割(例:業務改善、教育、調整)
- 成果指標(例:工数、ミス、納期、満足度)
数字が出せない場合は「回数」「件数」「期間」「規模」「前後比較」のどれかで十分です。
全文を直す必要はありません。職務要約と直近実績の冒頭だけでも、一致度が上がります。
注意点|やりすぎると逆効果になるポイント
- 盛りすぎる(面接で深掘りされ、整合性が崩れる)
- 専門用語だらけ(相手が同業とは限りません)
- 成果の数を増やしすぎる(「一番強い実績」が埋もれます)
実績は「強いものを2〜3個」に絞るのが大切です。薄く増やすより、濃く伝えましょう。
まとめ|今日からできる“通過率アップ”の一歩
今日の一歩:
・職務要約を「成果→再現性→貢献」で3行に整える
・直近実績に数字か比較を1つ入れる
・応募先ごとに冒頭3行だけ寄せる
書類選考は、あなたの価値を否定するものではありません。採用担当に「判断できる材料」を渡せるかが勝負です。焦らず、直せるところから整えましょう。
FAQ
- 数字の実績が出せない職種でも通りますか?
-
通ります。件数・期間・規模・前後比較など、数字の種類を変えましょう。「月末処理を2日→1日に短縮」のような工数でも十分です。
- ブランクは正直に書いた方がいいですか?
-
原則は事実ベースで書きましょう。その上で「今の就業条件」と「調整済み」を短く添えると、想像で減点されにくくなります。
- 職務経歴書は何ページが適切ですか?
-
目安は2ページです。経験が多い場合でも「直近を厚く、古い経験は要点のみ」にして、強い実績が先に目に入る構成にしましょう。


コメント