「転職したい。でも、子どもの進学とぶつかったらどうしよう…」と迷うこと、ありますよね。
私も家族の予定が立て込む時期は、仕事の決断がいっそう重く感じました。
結論:進学の「負荷が高い月」を先に固定し、転職は12〜18ヶ月で逆算すると、焦りと後悔が減ります。
まずは「進学イベントのピーク」を見える化しましょう
転職の成否は、タイミングよりも「家庭の余白」を確保できるかで変わります。
- 家族カレンダーに「説明会・面談・模試・出願・試験・入学準備」を先に入力する
- 家計カレンダーに「学費・塾・交通費・受験関連費」の支払い月を入れる
- 生活カレンダーに「繁忙期・学校行事・帰省・通院」も重ねて把握する
コツ:
“子ども軸”で先に埋めてから、“自分軸(転職)”を後で乗せると、無理のない計画になります。
転職は「準備→選考→退職→入社」で意外と長いです
40代の転職は、書類の精度や情報収集の質が結果に直結しやすいぶん、準備期間が大切です。
希望条件を「絶対/できれば」に分け、求人の相場観をつかみます。
職務経歴書は「成果の再現性」が伝わる形に整えると通過率が安定します。
面接は複数社で並行しがちなので、家庭の余白が少ない月は負荷が跳ねます。
引き継ぎは想定より伸びやすいので、「動かせない家族イベント」と重ねないのが安心です。
ここがポイント:
進学のピーク月に「面接連打」や「退職繁忙」を入れないだけで、家の空気が安定しやすくなります。
40代ママ向け:12〜18ヶ月のスケジュール設計(例)
ここでは「受験・入学がある年」を想定し、転職を“ぶつけない”配置例を紹介します。
| 時期(目安) | 子どもの進学 | ママの転職アクション |
| 12〜18ヶ月前 | 情報収集が始まる | 希望条件の整理/職務経歴書の下書き/学費の見通し作り |
| 9〜12ヶ月前 | 説明会・面談が増える | 求人相場の把握/応募書類を完成/面接の練習を開始 |
| 6〜9ヶ月前 | 模試・出願準備 | 応募・面接を“前倒し”で集中(週2枠まで等、家庭に合わせて制限) |
| 3〜6ヶ月前 | 出願・試験が近い | 内定後の条件確認/入社時期の交渉/現職の引き継ぎ設計 |
| 0〜3ヶ月前 | 試験〜合否〜入学準備 | 原則は「転職の山場を置かない」/どうしてもなら在職維持で最小稼働 |
| 入学後〜3ヶ月 | 生活リズムが変わる | 新生活の定着を最優先/転職するなら“慣れた後”に入社が安全 |
※各家庭で時期や負荷は変わります。「動かせない月」を先に固定してから調整しましょう。
タイミングで迷う時の判断軸は「3つ」で十分です
「今動くべき?」と悩む時ほど、軸を増やすと余計に決められなくなります。
家計:教育費ピーク前後で、収入のブレに耐えられるか
時間:受験・入学期に、面接や引き継ぎの時間を捻出できるか
心身:睡眠と体力が落ちていないか(落ちているなら“先に整える”)
小さな結論:
3つのうち2つが「厳しい」なら、今は準備期にして前倒しで整える方が安全です。
注意点:よくある「後悔の原因」を先に潰しましょう
転職は勢いでもできますが、進学期と重なると“家のストレス”が一気に増えやすいです。
- 試験直前に面接が続き、親子ともに気持ちが落ち着かない
- 内定の喜びより、入社準備と入学準備が重なって疲れ切る
- 退職交渉が長引き、家の予定まで崩れてしまう
まとめ|今日からできる“30分の設計”
進学と転職を両立するコツは、気合いではなく「順番」です。子どもの予定→家計→転職の順に配置しましょう。
- 家族カレンダーに、進学イベントの候補月を先に入れる
- 転職の山場(面接集中/退職・引き継ぎ)を“避ける月”を決める
- 今週は「職務経歴書の更新」だけ進めて、前倒し貯金を作る
FAQ
- 受験期でも転職した方がいいケースはありますか?
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心身の限界や職場環境の問題が大きい場合は例外です。そのときは「入社時期を後ろ倒し」「在職のまま最小稼働で進める」を優先しましょう。
- いつから動くのが現実的ですか?
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おすすめは12ヶ月前からの“準備先行”です。求人を眺めて相場を知り、書類を整えるだけでも、山場を避けた転職がしやすくなります。
- 子どもに転職の話はいつ伝えるべき?
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不安を増やさないために、「変わること/変わらないこと」をセットで伝えるのがおすすめです。入社時期や生活の変化が見えてから、短く共有で十分です。


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